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【那須ビジ便り】沼ッ原湿原 ニッコウキスゲ状況

7/8にヒグラシの声がビジターセンター周辺で聞こえたということですが、なんかもう、今日明日にも梅雨が明けそうな雰囲気がします。
来週には京都の祇園祭も始まりますね。

さて、7/11にふたたび沼ッ原へお花たちの状況を見に行ってきました。


湿原もすっかり夏の風情。
緑の向こうに会津の山が見え、青空が気持ちよすぎます。


今年は水が少なく、いつもは水鏡のような湿原も土が見えています。
両棲類が心配ですね…


そして肝心のニッコウキスゲはというと、今年は花数が少ないようで一面のお花畑という風景ではないですが、さわやかな姿が目を楽しませてくれます。
この日はまだ、よく見るとあちこちにつぼみのある株が見られたので、今週末あたりは楽しめるのではないでしょうか。
(本日の情報によればほぼ満開ということですが)


その代わりといってはなんですが、ノハナショウブ(アヤメ科)が多く見られました。今年は当たり年かもです!
園芸の「花菖蒲=ハナショウブ」の原種だから「野花菖蒲」。
ちなみにハナショウブはサトイモ科の「菖蒲(ショウブ)」によく似た草で、花を咲かせるから「花菖蒲」ということだそうです。

アヤメとよく混同されますが、アヤメは外花被片に網目(綾目=あやめ)文様があるので「あやめ」。
ノハナショウブの外花被片には、写真のように網目文様では無く、黄色い線が入っています。
(ちなみに、カキツバタは白線)



シモツケも咲き始め。バラ科の木本で、桃色の花が特徴的。

こちらもよく草本のシモツケソウと混同されますが、よく見ると花や葉の形も違うのです。
その違いは、またシモツケソウの写真が取れたら、ご紹介したいと思います。


湿原の草の間に目を凝らすと、トキソウも花期に。

清楚な淡い桃色の、ランの仲間です。
ほんのり朱鷺色の本体と、もさもさして赤い唇弁(先端に突き出している赤い花弁)の取り合わせが、なるほど羽を広げて飛ぶ赤ら顔のトキのようですね。


真っ赤なサワランも咲いていました。


さんさんと日の当たる木道沿いでは、コバイケイソウがそろそろ花期終了。


ミヤマカラマツの繊細な花も咲き始め。

 
湿った林の中では、タニギキョウの小さな白い花があちこちに。   

湿原は夏の花の季節に入っていました。
今のうちです、お早めに!
(遠山)
***画像はクリックすると大きなものが観られます

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